スマホと一眼レフの違いについて(レンズについて)
スマホとの違いはレンズ交換に尽きる
iPhoneとの一眼レフの比較として、次のお話としましては違いはやはりレンズ交換ですよね。
あの機械をガチャガチャする感じ、バズーカみたいのを持つときのワクワク感のたまらなさはありますよね!
そして「もっとこんな写真が撮ってみたい」「明るく綺麗に撮りたい」と写真に対する熱が込み上げてきます。
この一眼レフを使っていると「レンズ沼」という素晴らしいお言葉があるように、欲しいレンズがどんどん増え、レンズ集めが趣味になってしまう人もいます。(一時期自分も片足を突っ込みました。かつ今は泳いでます。)
それぐらいにレンズの種類は豊富ですし、個性もあります。さらに、メーカーもどんどん新しいレンズ出しますしね。もう課金ガチャのレベル
ただ、自分にあったレンズを見つけたときの感動はたまらないですよ!
例えば、僕が最初に購入したNikon D3300という機種をレンズとセットで購入すると
「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」
とうものが付いてきますが、
レンズを比較する際に覚えていくのは、焦点距離=(18-55mm)F値=(f/3.5-5.6)
はどのメーカでも共通しています。
焦点距離はこの数字が大きい程、遠くのものを拡大して写す事ができる『望遠』、小さい程広い範囲を撮影する事ができる『広角』。
このキットレンズの場合18-55mmと2つの数字で構成されていますが、18mmの画角から55mmの画角までを撮影する事が出来るレンズである事を意味しています。
レンズ焦点距離
交換レンズを選ぶ時、一番重視するポイントは、焦点距離です。
焦点距離とは『ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離』と定義されていますが、こんなのじゃよく分からないですよ。
同じ距離から同じ被写体を写した場合、焦点距離の短い広角レンズになるほど被写体が小さく写り、焦点距離の長い望遠レンズになるほど被写体が大きく写ります。
ここ重要
焦点距離が短いほど、広角でボケづらい。
焦点距離が長いほど、望遠でボケやすい。
焦点距離27mm
焦点距離75mm
焦点距離450mm
同じところから撮っていますがどんどん近くに寄っているのがわかりますね。
F値とは
F値とは、絞りの開き具合は光の取り込む穴の大きさを数値化したものです。
絞りはレンズによってその開き具合を調整することができますが、どれくらい絞っているのかをわかり易く把握するためにF値が使われます。
F値は数値が大きいほど絞り込む状態となります。
数値が小さいほど絞りを開放する状態となります。
あれ??
この光が取り込むのっていうのは前回の記事でやった撮像素子と同じですね?
F値が小さいとたくさんの光を取り込めるため、速いシャッター速度で撮影ができます、また背景のボケ方も強くなります。
逆に絞り込んでいくと穴が小さくなるので、シャッター速度を遅くしなくてはいけませんが、全体的にシャープな写真に仕上がります。
F値を操作することで、被写体だけをキリっと写すこともできますし、全体的にピントが合った写真にすることもできます。
同じ構図でもF値をいろいろ変えながらボケ方などを確認しながら数枚撮ってみましょう。同じ構図でもボケ方次第で雰囲気がかなり変わります。
これだけの要素ではありませんが、一般的に開放F値が小さい明るいレンズほど値段の高いレンズとなる傾向があるので、開放F値がF2.8以下のレンズだと明るい良いレンズだと言われていて大口径レンズと呼ばれています。
比較的単純な構造で、レンズの構成数も少ない単焦点レンズは光のロスも少なくF値の小さい明るいレンズになり、レンズ構成が複雑なズームレンズほどF値が大きい暗いレンズになる傾向があります。この話はまた今度にしましょう
じゃあiPhoneは?
iPhone 6Plusのカメラの画角を調べてみました。
iPhone 6と6 Plusで撮影した写真のデータを調べたところ、35mm判換算焦点距離はアウトカメラが「29mm相当」、インカメラが「31mm相当」
ちなみに、iPhone 6 / 6 Plusのセンサーサイズ(対角)を計算してみると、アウトカメラは「約6.2mm(約1/2.9型)」、インカメラは「約3.7mm(約1/5型)」です。
F値は2.2となっています。
あれ やはりそう考えているとあまりいいレンズではないですよね
F値はボケやすいほうですが、広角レンズで撮像素子も小さいのでボケなんて作れないですよね。
まとめ
レンズについて
・焦点距離が短いと広角、長いと望遠
・広角だとボケづらく、望遠だとボケやすい
・F値が低いほどボケやすくシャッター速度が早く、高いとボケづらくシャッター速度が遅い
みなさんこの機会にiPhoneから卒業しては?